こんにちは!
吉田です。
アジアでアンコールワットを見て以来、世界遺産のすばらしさを知った僕は、
各地で近くに世界遺産があれば、なるべく寄ってみるようにしました。
南米大陸にも沢山あるのですが、その中のひとつ。
ちょうど南米大陸の真ん中あたりにあり、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイと国境を接する、
世界三大瀑布とも言われる「イグアスの滝」。
周辺は国立公園になっており、入り口でバスを降りてから熱帯雨林の園内を歩いて行きます。
こんな南米チックな鳥を横目に見つつ進むと、
遠くの方から「ゴゴゴゴゴ…………」と大気が震えるような音が聞こえてきます。
ちなみに僕が今まで見た滝は、日本の細長くて風情のあるものしかありません。
しかしその滝は僕の中の滝というイメージを大きく覆してしまいました。
コレが滝!?
視界が開けた先には、物凄い爆音と共に周囲に激しく水しぶきを撒き散らす、
巨大な滝がいくつも集まった「悪魔の喉笛」と呼ばれる景観がありました。
滝というより、もはやダムがいくつも重なっているかのよう。
あまりの常識を超えた光景に、呆然としながら立ち尽くしてしまいました。
まさか滝を見てこれほど感動する日が来るとは。
やがて夕方になると、雲に隙間が出来て西日が滝を照らします。
濁流の悪魔の喉笛から巨大な虹が生まれました。
僕は再びその美しさと自然の壮大さに感動しながら、
大自然を前にしたら人間なんてほんとにちっぽけなものなんだなぁ、
などと月並みな考えに耽ってしまいました。
オマケ。
その日に泊まった宿は、冷蔵庫が壊れているのか電気代をケチっているのか、
庫内を扇風機で冷やしていました。
ちなみに気候は熱帯です。
・・・・・・人間はほんとにちっぽけです。