インドネシアはバリ島のクタビーチ。
そこには多くの観光客やサーファー達が集まる、世界的観光地です。
ヌサドゥアやジンバランといった高級ビーチと違い、
人がひしめき合い、昼も夜も明け方までも騒音と喧騒がやまない、
アジア的な歓楽街・・・のはずでした。
しかし、僕がジャワ島からたどり着いたその日は
図らずもバリ・ヒンドゥー教の元旦「ニュピ」であり、
その意味は「静かなる祝日」と呼ばれる日で、
信者はもちろんバリに住む人も観光客も旅人も関係なく
一日外出禁止。
家でも静かに過ごす。
夜も電気はつけていけない。
という、苦行のような日でした。
外を散歩して警察に見つかったら、逮捕。
ジャワからの移動中にそんな話は聞いていたのですが、
観光業で成り立ってる街でまさか観光客までは・・・
と甘い考えで高をくくっていました。
しかし宿の二階から通りを見ると、
本当に歩いてるのは見回りの警官くらいしかいません。
どうも本気みたいです。
おかげで一日、寝転んだり、ぼーっとしたり、
仲良くなった旅人たちと国際的遊戯であるトランプに明け暮れたり。
食事は宿のスタッフが買いだめしてくれたラーメンしか食べれませんが。
ちょうど旅程も折り返しだったので、いい休養になりました。
ニュピ前日の夜、宿についてからすぐにビーチに行きました。
空は溢れるほど満点の星。
すでに車もバイクもなく、聞こえるのは波の音だけ。
移動の疲れとビールに軽く酔いながら、
喧騒と娯楽の街に訪れた、一日だけの静寂を楽しみました。
そんなインドネシアの言葉で「ごちゃ混ぜ」という名を持つ
温野菜サラダ「ガドガド」。
レストランから屋台まで幅広く親しまれるこの料理を
ご用意してお待ちしております。
辛口だけど後味すっきりのビンタンビールと一緒に!
バリではドナルドもサーフィンしてます。